5、仏壇の設置について
2010-01-04 質問5:家の仏壇に対し、仏学の視点からの設置上の基本規則や注意事項を教えて頂けますでしょうか。 回答5: 仏壇の基本的な設置ルールは、 •トイレの近くに置かない事(普段トイレのドアを閉めてください。) •キチンの対面に置かない事 •テレビや冷蔵庫の上やエアコンの直下に置かない事。もしテレビの近くまたは騒々しいな場所に置かれる場合、木の扉が付いている戸棚を作って焼香しない時に扉を閉めてください。お線香をお供えする時にテレビを消してください。但し、仏像をガラスの蓋で覆ってはいけません。 •絶対に仏像を夫婦の寝室(老年夫婦を除く)に置かない事 •独身の寝室には大丈夫です。但し、ベッドの足元は仏壇に向かないで下さい。 •室外のベランダに仏壇を置かないでください。(室内のベランダならば問題ない) •全ての仏像や香炉、油ランプ等は、宙に浮くような設置してはいけません。 必ずテーブルや戸棚、また放置ラック等の床に足が付くものに支えられなければなりません。 •仏像は窓側の明るい処に設定したほうが良いです。但し、窓の前に仏像の背中を向けてはいけません。仏像の背中は必ず壁に向けてください。また、仏壇の周りに鏡を置かないでください。 •仏壇の下には雑物や仏教に関係ない本等を置かないでください。一般的に経書や仏具は置いて結構です。 •仏壇は高過ぎにも低すぎにもしないようにしてください。人が立って自分の視線より少し高い位置に設置すれば良いです。(低すぎるならば、精美で荘重な箱を下に敷いて仏像を高くしておく) •油ランプで点灯(常に灯油を足すと目が良くなる)する、水を供える(仏像の数に合わせてコップを用意し、水を供える。一日に一回水を入れ替え、コップにそのまま口を付けてはいけない) •香炉を使ってください。朝晩に一回ずつお線香を供えて下さい。時間は固定したほうが良いです。 •朝、また18時、20時、22時のぴったり時間に焼香したほうが良いです。 •仏壇にたくさん仏像を置かないでください。 •ご自身の状況に合わせ、新鮮な果物(祈る事が早く叶える為)や新鮮なお花(お花を捧げることでより美しくなるため)は良いです。果物やお花は、週に一回交換してください。 仏壇の方角について、南半球にいる場合、仏像の顔は北へ、北半球ならば、仏像の顔は南に向くのが最も良いです。空間の状況に制約があった場合には、ほかの方角も結構です。